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時計型薪ストーブの着火

時計型薪ストーブの着火 HEADLINE

時計型薪ストーブの着火と薪入れ まずは下準備

私流の手順ですが、時計型薪ストーブの着火手順をご紹介します。殆ど我流ですので参考になるかどうか分かりませんが、毎回この手順で着火しています。

まずは、下準備として以下の事をやっておきます。

着火用に細い薪を数本作っておく。
買ってきた薪の中から2~3本を抜いて 斧やナタで何分割かに縦割りして細薪を作っておきます。これは着火の際や調理の際に使う細薪で火力の微調整などにも使えます。着火には針葉樹の薪が燃えやすいのでお薦めです。
※空のバケツに纏めておくと邪魔にならないですよ。
着火用に細薪を作っておく

ストーブの底に灰を敷く
絶対に必要という分けではありませんが、灰をストーブの床に敷く事で 熱が直接床に当たらなくなり酸化予防になる事と、火着けが良くなるメリットがあります。
私の場合、初回以降の灰はある程度まで燃焼室に敷きっぱなしにしておき、増え出したらビニール袋に入れて保管しています。(後々畑に肥料として巻くつもりです)
薪ストーブの底に、灰をまいておくと火付けが良くなる

※革手袋・火バサミ・灰搔きスコップ等は、使う機会が多いので事前に用意しておきます。

着火と薪入れの手順

① 薪組みをして着火する
燃焼室の中央あたりに中サイズ程度の薪(広葉樹)を斜めにおき、それにそって丸めた新聞紙を1~2個置きます。
※新聞紙は一度くしゃくしゃにして軽く捻っておくと燃えやすいです。

次に、新聞紙の上に事前に用意しておいた細いサイズの薪(針葉樹)を、薪同士が密着し過ぎないように置き、チャッカマンなどを使って新聞紙に着火します。
薪同士を密着し過ぎないように置くのは、酸素の供給路をつくり燃えやすくするためです。また、燃焼室を利用した料理をする時や少し風のある日などは、新聞紙は使わずに火のつき易い固形の着火材 を使用する場合もあります。

着火直後は多少煙が出ますが、細いサイズの薪が燃え出すと止まりますので、頃合いを見て組蓋を閉めます。(※吸気口と薪導入口は全開で開けておきます)
薪同士が密着し過ぎないように置く

② 熾火をつくる
薪導入口より細薪を一本づつ3回程に分けて導入し、火の状態と煙突の煙を見ながら、後に中薪を追加します。中薪に火が燃え移ったのが確認できたら、薪導入口を閉じて煙の状態に対して吸気口を調整します。

暫く経ってから、燃焼室を確認して中薪が炭化しているようなら、火バサミや灰搔きスコップなどを使って薪を軽く叩いて大きめに砕きます。以後、新たに中薪や大薪を一本づつ追加します。稀に火が消えかけたりする場合がありますが、その時は ハガキサイズ程に切った新聞紙を燃焼室の中へ入れてやると火の勢いが戻ります。
熾き火を作る

中薪や大薪を追加する際も「酸素の供給路」を意識して、薪同士が密着し過ぎないように薪組みをします。また、吸気口を塞ぐような置き方にならないように注意し、新たに薪を追加した場合、薪に火が燃え移る間は薪導入口は開けておいた方が煙りは出難くなります。
薪組を意識して新しい薪を追加する