時計型薪ストーブの燃焼室で ピザを焼いてみる事に
室内用の鉱物製薪ストーブでは定番の「燃焼室で焼くピザ」を時計型薪ストーブの燃焼室でも焼けないものか?と色々と模索してみました。
天板の上にフライパンをのせて焼く方法がシンプル且つ確実だと思いますが、好奇心もあり失敗覚悟で「時計型薪ストーブの燃焼室でピザ」を焼いてみようと思います。
時計型薪ストーブの燃焼室の独特の形状は「燃焼室で焼くピザ」には不向な気もしないでもないですが、試しに「解凍した冷凍ピザ」で挑戦してみる事にします。
時計型薪ストーブを使っての「燃焼室ピザ」で使用した小道具
時計型薪ストーブの
燃焼室で
ピザを焼くと言っても、ピザをフライパンに載せてそれらを薪の上に置くという分けには行きませんので、以下の小道具をサポート品として使う事にしました。
五徳&足上げ用単管
過去に
ヤフオクで購入した「五徳」です。
13mmの丸棒(鉄)でできており、重量が2.2kgあります。サイズは幅23.0cm・奥行24 cm・高さ13.5cm、因みにAF-60の時計型薪ストーブの燃焼室にはどの方向からも収まり理想的な外寸です。
五徳の高さだけだとピザが熱源に近過ぎる為、焦げつき防止対策として鉄管で持ち上げて熱源から遠ざけます。因みに「鉄管」は1mの足場用の単管(500円程度)をホームセンターで購入してきて、バーベキュー用鉄板が収まる高さ(各195mm)に高速カッターを使って切断しただけの簡単なものです。
時計型薪ストーブの燃焼室に良い感じで収まります。4本の鉄管は簡易的な物なので特に固定はしていません。揺らせばガタつきますが、五徳の足先がL型に曲がっているため倒れる心配はありません。また、薪は細薪~中薪を少量使って燃焼室前方から五徳の真ん中くらいまでのスペースに加減して焼べようと思います。
バーベキュー用鉄板
鉄板の外径は26cm程度と理想的なサイズです。持ち手が少し邪魔になりますが、それでも燃焼室に収まるので良しとします。(最初から最後まで五徳の上に置きっぱなしの状態で使います。)
この鉄板の上に、ピザの取り出しや回転(焦げ防止対策)の事を考えて長めにカットしたアルミホイルを敷いてピザを焼く予定です。上手く行けは大きめのピザも焼けそうです。
26cmの鉄板サイズは、そこそこ大きなピザにも使えそうです!
ステンレス製の蓋
ピザを素早く回したり 出し入れする作業の効率をよくする為の上蓋です。元々の組蓋は一番外側の一枚だけを使用します。蓋の位置によっては微妙に隙間ができるものの、僅かに修正してやれば隙間は完全に塞がるので
これも良しとします。また、蓋の形は外側から中心に行くにつれて盛り上がってますので、熱風の流れ方も良さそうです。
ツマミの部分もステンレスなので、
高温になっても溶ける心配がありません。
いざ 時計型薪ストーブの燃焼室でピザを焼いてみる事に!
上記の小道具を時計型薪ストーブの燃焼室にセットし「燃焼室前方から五徳の真ん中くらいまでのスペース」を使って細薪~中薪を焼べて燠火を作ります。
次に、その上に新たに細薪を1~2本追加をして弱火?(下の画像)の状態を作ります。熾火のままが理想的かもしれませんが、炎が上がった状態でないと不完全燃焼気味になり近所迷惑になりそうなのと、今回は新聞紙を投げ込むという分けにも行きませんので、五徳の位置までとどかない程度の火力(弱火)にしました。
因みに、燃焼室ピザに使用した薪は「長さ30cm程度の広葉樹の細薪と中薪」で、理由は針葉樹よりも火持ちが良く燃焼温度が低いためです。
いよいよ、燃焼室にピザを入れます。
ステンレス蓋を開け、予めアルミホイールの上にピザをセットしておいた物を、燃焼室内のバーベキュー用鉄板の上に置き、素早くステンレス蓋を閉めます。※蓋の開閉は素早く行わないと暖まった空気が逃げてしまいます。
焼きあがりは約1分半後です。
薪の長さが30cm程度あり、薪組をした状態で五徳の前方より少し奥に入ってしまいます。なので、バーベキュー用鉄板の熱源に近い方(手前側)が温度が高くなる為、焦げつき防止対策として30秒毎にアルミホイールの端を摘んでピザを少し横に回します。
当然バタバタの作業となります!
が、その先には美味しい焼きたてのピザが待っています(笑)
当然ですが、熱源に近い方が高温で生地の膨れ方も大きく焦げ付きやすいです。なので30秒毎くらいに回転させないと焦げると思います。(多分)
初めての燃焼室ピザですし 、
初挑戦にしては、良い感じに焼けたか?と思います。
裏面はポツポツと焦げ目ができましたが許容範囲内のもので、チーズもとろけて周りも程よくふくれてモチモチに焼けました。表面にもう少し焦げ目が欲しいところですが、まぁ今回はこれで良しとしておきます(笑)
次回は手作りピザに挑戦しょうと思います。
また、効率を上げられそうなサポートパーツのアイデアが浮かんだので、DIYで造って次回の時計型薪ストーブの燃焼室ピザで試してみる事にします。