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時計型薪ストーブ煙突ダンパー

時計型薪ストーブの煙突に煙突ダンパーHEADLINE

煙突ダンパーの製品需要

煙突ダンパーの製品需要は、室内設置型の薪ストーブの長い煙突に取り付ける部品で、「煙突の上昇気流が強すぎる場合、勢いを制御する事が可能になるパーツ」です。室内設置型の薪ストーブの煙突と屋外仕様の薪ストーブの煙突とでは明らかに長さに開きがありますが、当然短い煙突でも上昇気流は発生し、燃焼室内で温まった空気も上昇気流によって外に放出されてしまいますが、煙突ダンパーを取り付ける事によって、ノーマルの煙突に比べ温まった空気を長くストーブ内に止めておく事ができます。
時計型薪ストーブの空気の流れ
時計型薪ストーブの空気の流れ。

煙突ダンパーの仕組み

煙突ダンパーの構造はシンプルで「煙突内部に丸型のパネルを取り付け、連動したツマミを外部から回す事により開閉角の調整をします。

煙突ダンパーの画像
丸型のパネルの部分は鉱物製でシャフト兼ツマミの部分はスチール製です。取り付けは煙突に対称な穴を空けて、シャフトとパネルを取り付けるだけです。
煙突ダンパー(youtube)

煙突ダンパーの角度調整
開閉角90°が全開で、殆ど抵抗が無くノーマル煙突の状態で開閉角180°が全閉となり差も排気への抵抗を作ります。ようは90°~180°の間でパネルと煙突内側との隙間(排気の通り道)の広さを調整する分けです。

煙突内部から見た煙突ダンパー
パネルの中央には四角い穴が空いており、180°の全閉の状態であっても完全に煙が逃げない分けではありません。私の場合106mmの煙突に4インチの煙突ダンパーを装着していますので全閉の状態でも全体的に僅かな隙間がありますが、問題無くダンパーとして機能しています。要は調整の効く何らかの排気抵抗があれば良いわけで、器用な人だと鉄板などを利用して自作する人もおられる様です。

私の感想としては、煙の減少などの効果が大ありです。

野外での「時計型薪ストーブ(ホンマ製)+煙突Dセット」ガラス窓無しの環境での感想です。

使い方としては、着火持や薪を新しく追加する際はダンパー角は全開(90°)で使用し、薪に火が着いたのを確認し煙突から出る煙を目視しながら少しづつ全閉寄りに近づけていきます。煙が薄くなる角度があるのでそこで止めておき、煙突から出る煙の状態に合わせて90°~170°くらいの間で開閉の調整をします。勿論、吸気側を最優先で弄りある程度決まってから排気(ダンパー)を弄るというパターンが多いです。


煙突ダンパー取り付け後に私が感じたメリットは、排気の量を少なくできる分、高温の維持が長くでき燃費も良くなったように感じます。室内の使用ではないので、ストーブから反射された熱は一方通行になるわけですが、外気温が低い日でも、ダンパーの取り付け以前に比べ少量の薪で暖をとったり料理をしたりできるようになりました。テントなどの熱を逃がさない仕切りがある環境なら、吸気側の空気も暖かくなり もっと効率が良くなると思います。また、コツではありますが、煙の量に合わせて都度角度調整をしてやれば、煙突から出る煙もかなり薄く軽減させる事ができ「庭先薪ストーブ」において近所への煙害を避ける為のアイテムとなっています (笑)
煙突ダンパーで調理の効率もアップ