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シーズニング

最初にやる事はシーズニングHEADLINE

鉄鋳物製品なので、一番最初にシーズニングをやります。

新品の状態の鉄鋳物製品は、防錆処理のワックスが塗られている事が殆んどで、箱から出して いきなり調理という分けには行きません。
最初の最初にやるべき事は、鉄鋳物製品ではお決まりの「シーズニング」による熱処理です。

シーズニングを施す事で
  • 出荷時の防錆処理のワックス成分を焼き払う事ができます。
  • 鉄鋳物各部分強度を高める事ができます。
  • 食べ物が直接触れる部分(グリルなど)は、作業中に野菜を載せて炒めておくと、鉄の臭味が軽減しBBQ時に肉や野菜に染み込み難くなります。
  • シーズニングによって熱処理された鉄鋳物は、仕上げにオリーブオイルなどの無塩調理油をコーティングすることで、素材に対する防錆処理を行います。

簡単なシーズニングの方法

シーズニングの方法と言っても、ようは「全体に熱を通せば良い」だけで難しい事は一切ありません。

例えば「カセットガスバーナー」を使って内側から炙るのも良し。燃焼質で炭を焚いて熱するのも良し。塗装が気にならなければ、焚き火の中で直接焼いても構いません。

今回、私が行ったシーズニング (参考)
時計型薪ストーブ用にストックしておいた薪の残りがあったので、コンロの燃焼室で焚き火をする事で、コンロ全体に熱を通しシーズニングをする事にしました。

最初にグリルは外しておき、ロストルの上に細薪を組んで固形の着火剤を置き、火をつけます。火が全体にまわりだしたら、中薪を追加し その後の火加減次第ではもう一本追加します。
鉄鋳物コンロのシーズニング

頃合いを見て、火バサミで薪を一時的に火消し壺の中など退けてやり、ロストル(薪の下にあるパーツ)をリッドリフターに引っ掛けるなどして裏返します。

ロストルを裏返したら、一時的に退けておいた薪を裏返したロストルの上に戻します。※熱を与え続けたいので、薪が足りないようだったら新たに薪を追加します。

続けて、グリル(トップの部分)を載せ火を通します。こちらも頃合いを見てリッドリフターに引っ掛けるなどして裏返して火を通します。

また、グリルなどの調理部品は、ネギなどの生野菜を少量使い全体を使って炒めておけば、鉄の臭味が軽減します。
グリルとロストルは裏表シーズニングします。

火を通し終わって本体やパーツが冷めたら、煤とりをした後に「無塩の調理用油や無塩バター」などを錆止めとして塗っておきます。
※塩分のあるものを使ってしまうと錆が出る事があるので注意!

太陽のワックス 50g缶 ダッチオーブンのシーズニング
(スキレット ストウブ COCOpan 鉄鍋 鋳物等)
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